
「便利」だけでは危険すぎる?無料サービスを使うことのデメリット
こんにちは、JECTOR Team です。
日頃「JECTOR」をご愛顧頂きありがとうございます。
皆様は、 JECTOR 以外にもデータの送信が可能なサービスを利用したことがありますか?
中にはずっと無料のサービスを使っているという方もいらっしゃるかと思われます。
サクッと使えて、しかも無料。
一見メリットしかありませんが、その裏には気になる点がたくさん…?
今回は、無料である理由や、その中に潜むデメリットについてまとめてみました。
目次
1,そもそもなんで無料?
2,無料サービスの目的とは?
3,無料サービスのメリット
4,無料サービスのデメリット
5,「便利」と「リスク」は紙一重
6,どんな機能があればあれば安心?
7,最後に
1,そもそもなんで無料?
サービスに限らず、良いものにはお金を払うべき。
何事にも対価は必要ですよね。
では、なぜ無料のサービスがあるのでしょうか?
理由は簡単。
ちゃんと「目的」があるからです。
2,無料サービスの目的とは?
①広告収入
一番有名な例です。
サービスを提供する人サービスを利用する人
サービス利用者に向けて広告を出す人
このトライアングルは「三者間市場戦略」とも呼ばれ、利用者と課金者が別々に存在するモデルとなります。
無料のサービスのほとんどがこの戦略を取り入れている状態です。
②ブランディング
マーケティングの一つとしてサービスの知名度を上げるために無料で提供することもあります。
知名度が上がれば「ブランド」として成立し、多くの人の目に留まることになります。
知名度はブランドとして、そのままマーケティングの力、ひいては企業の力になるのです。
③未来への投資
最初は無料で試してもらい、ゆくゆくは有料版へと移行してもらうことが目標となります。
それにより、初期コストがかかるからと敬遠されたり、
使用前からマイナスイメージを持たれてしまうというデメリットを回避しています。
④情報収集
「簡単なアンケートに答えると◯◯がもらえる!」
「5分ほどで完了する個人情報を入力したら、無料登録できます」
などが多く見受けられます。
また、人工知能の育成などもその内の一つと言えるでしょう。
数万枚の動物の画像から法則性を見出し「これは猫の画像だ」と
判断できるようになるまで、途方も無い量のサンプルが必要になります。
ではそのサンプルとなる画像はどこに保存され、誰が上げたデータからやってきたものでしょうか?
たった一言の「発言」や1クリックだけの「行動」も立派な「生産」です。
自分は無料で提供されたサービスを消費しているだけ、と思っていたら
いつの間にか生産と消費のバランスが逆転している…なんてこともあるかもしれません。
無料であることには、ちゃんとそれぞれ理由があるのです。
なぜ無料なのかを考えてみることが大事ですね。
3,無料サービスのメリット
・無料で使える
・専門的な知識がいらない
・簡単に使える
・手続きがほぼいらない
どんなサービスも契約時に掛かる手間やコストを考えてしまいますが、
無料サービスは「とりあえず使ってみる」や「手軽に触れられる」というメリットがあります。
それにより、開始時にストレスを感じることなく利用することが出来ます。
4,無料サービスのデメリット
・広告が表示される
・相手のセキュリティポリシーに引っかかる
・無料を利用していることで信頼が得られない
・セキュリティ意識の低い会社に見られる
・サービスが終了する
・規約が変わって利用できなくなる
無料サービスの導入時のストレスはゼロに近いものですが、
操作に慣れてくると、段々と上記のようなその他のデメリットが気になっていきます。
特にサービスが終了してしまうことに関しては、ユーザにはどうにも出来ない部分となります。
「無料であること」に固執してしまうことこそ、デメリットと言えるかもしれません。
5,「便利」と「リスク」は紙一重
上述でも説明した通り、無料サービスのメリットは「使いやすさ」にあります。
ですが、使いやすいから、無料だからと利用していると、
重要な書類のやり取りにお金をかけられない企業なのかとあらぬ誤解を受けてしまったり、
無料サービス自体を探すこと自体に躍起になってしまいセキュリティの強度が二の次になってしまいます。
それによりシャドーIT等の発生率も高くなり、会社や本人が知らないところでデータの流出が発生し、
気付いた時にはもう手遅れとなってしまう可能性もあるのです。
▼シャドーITに関しては、こちらのブログもご参照ください。
有料サービスのメリットは、「安定したサービスの提供」と「充実した機能」
また「ユーザビリティが高く、ストレスフリーで使いやすいUI」等があります。
さらに、責任問題や契約内容に関してもクリアかつしっかりと定められているので
無料サービスに比べると様々なリスクが大幅に減るのです。
6,どんな機能があればあれば安心?
・ログ管理
個人がそれぞれのアカウントを持ち、同じサービスを利用している仲間内で
誰がいつどのフォルダ内で何をしたか把握・管理ができる機能。
ログイン情報やデータの閲覧時間もわかるので、報告に漏れがあっても気付くことが出来ます。
・送信したファイル便の設定を後から変更出来る
ファイル便の閲覧開始・終了日時やパスワード変更等を、送った後でも編集できる機能。
これにより、万が一違う相手に送信してしまったとしても
後から閲覧不可にすることも可能となり、セキュリティに保険をかけることができます。
・2段階認証
毎回ログインの度に、通常のパスコードに加え、毎回取得が必要な認証コードを求められます。
もしアカウントとパスワードのどちらも流出してしまった場合でも
不正なログインをはねのけることができます。
その他にも便利な機能はたくさんありますが、
特に上記の3つは、防ぎようの無いヒューマンエラーをカバーしてくれる機能となっています。
日頃の意識改革も大事ですが、ミスが発覚した後のリカバリーも大切ですよね。
7,最後に
利便性とセキュリティとのバランス、また社内間での報連相など様々な課題がありますが
お役に立てましたでしょうか?
無料サービスのデメリットと銘打ったこの記事ですが、無料サービスの中にも
善意のみで提供されたものがあれば、有料サービスであるのに扱いづらいものもあります。
100点の正解はないので、これを機に自分が何をしたいのか、または
これだけはしてはいけないというものを明確化し
社内での意見をすり合わせてみるのも良いかもしれませんね。
JECTOR は、上記でご説明いたしました「ログ管理」「送信後のファイル便設定の事後変更」、
「2段階認証」やその他セキュアで便利な機能を取り揃えています。
1ヶ月間無料で試用できますので、ご検討中の方は是非お試しください。